車いすの利用者にまちでサポートを頼まれたとき、
車いすをきちんと操作することができる人はどれだけいるでしょうか。
視覚障害者をどうサポートしたらいいか、盲導犬にはどう接したらいいのか、
聴覚障害者にどう伝えればいいのか、
知らない人が多いというのが現状です。その理由は、多くの人が障害者と接する機会もなく、どうすればいいか教わってこなかったからでしょう。
ユニバーサルデザインに取り組む自治体や企業が増えていますが、さらに年齢差や障害の有無を越えて、あらゆる人の立場に立って公平な情報とサービスを提供する「ユニバーサルサービス」を同時にすすめていく必要があります。なぜなら、車いすの利用者にとってバリアになる段差などがまちから完全に消えてなくなることはありえないし、視覚障害者や聴覚障害者、高齢者などが物理的なバリア以外の要因で困っていることも多いからです。

イメージ画像:指文字や点字でユニバーサルサービス

日本の障害者人口の約6割は高齢者です。高齢者・障害者は特別な存在ではなく、年をとれば誰もが、視覚や聴覚、身体的機能などが低下します。つまり、高齢化が進む日本で、社会のインフラとしてユニバーサルサービスを取り入れていく必要があります。
こうした社会的なニーズを背景に、全国ユニバーサルサービス連絡協議会では、広くユニバーサルサービスに関する普及、啓発活動を、様々な組織や個人と連携することによって、積極的に展開してまいります。
前の「本協議会活動内容」のページへ戻る 次の「設立の目的」のページへ進む
このページ先頭へ

Comments

Comments are closed.