高齢者や障害のある人の不便さや困っていることについての知識を得ることもとても大切ですが、疑似体験をすると障害のある人のニーズを頭ではなく身体で理解することができるのでおすすめしています。

1メートル目線のイラスト

疑似体験には、アイマスクをつけて白杖を持つ視覚障害者の疑似体験のほか、車椅子に乗ってみる体験、耳せんをしてその上からヘッドホンをして音が入ってこないようにする聴覚障害者の体験や、重りをつける妊婦や高齢者の疑似体験などがあります。車椅子に乗ってまちを歩けば、段差や通路の狭さ、町の看板、高すぎるカウンターなど、多くの問題点がわかります。目の前に立つ人がいると威圧感を感じますし、視界がさえぎられてしまうこともわかるのです。
聴覚障害者の体験では音声による案内が聞こえない場合、どのようなサポートが必要か想像することができます。
しかし、限られた時間の「疑似」体験で障害者のニーズがすべて理解できるはずもないのですから、わかったつもりにならないことも、一方で忘れてはいけません。
小林理事車椅子擬似体験研修風景 小林理事妊婦擬似体験研修風景
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